モバイルバッテリーの原理とは?どうやって電気を貯めているのか?
「モバイルバッテリーってどうやって充電を供給しているの?」
「モバイルバッテリーの原理は?」
このようにモバイルバッテリーの原理に関して気になっている方も少なくないでしょう。
そこで今回はモバイルバッテリーの原理や種類などについて解説していきます。
- モバイルバッテリーの原理は?
- モバイルバッテリー種類は主に2種類
- モバイルバッテリーの化学素材以外の種類
- モバイルバッテリーの原理は同じだが種類は多様
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モバイルバッテリーの原理は?
モバイルバッテリーは繰り返し充電してスマホなどにコンセントのない場所でも電気を供給できるため、重宝している方も多いことでしょう。
ただこのように繰り返し充電することで電気を貯めて、好きな場所で充電できるモバイルバッテリーに関してどのように充電を貯めているのか原理に関して気になっている方も多いとも思います。
実際にあんなに小さいモバイルバッテリーにどうやって電気を供給するエネルギーを貯蔵しているのか。
結論から言うとモバイルバッテリーの電気をエネルギーを供給する原理は基本的に同じで正極と負極それぞれ金属酸化物や材料物質、加えて電解液を配置し化学反応によるイオンの動きによって電気供給、貯蔵しています。
例えば、外部から電気を貯める際は正極から負極にイオンが貯まり、逆にスマホなどに電気を放出する際は負極から正極に戻ることで電気が放出される形となっています。
これが一般的なモバイルバッテリーの原理になります。
化学反応の素材の種類
ちなみにモバイルバッテリーの電気の貯蔵や放出の原理自体は基本的に共通していますが、モバイルバッテリーに使われる化学反応のための素材はいくつかの種類があります。
つまり、正極や負極、電解液に使われる物質が違うということです。
以下はモバイルバッテリーに使われる代表的な化学反応の素材の種類を示したものです。
- リチウムイオン電池:コバルトリチウム、リチウム合金などを使用
- ニッケル水素電池:ニッケル酸化物、水素吸蔵合金などを使用
- ニッケルカドミウム電池:二酸化マンガン、カドミウムなどを使用
- アルカリ電池:二酸化マンガン、亜鉛などを使用
モバイルバッテリーの種類は主に2種類
一方でモバイルバッテリーの種類に関しては主に2つの種類があります。
それは内蔵されたバッテリーで繰り返して使用するタイプの充電式のモバイルバッテリーとバッテリー自体は内蔵されておらず、代わりに使い捨ての乾電池を使うタイプのモバイルバッテリーです。
どちらも根本的には化学反応を起こす素材を用いてスマホなどを充電させる原理には違いがありませんが、充電式のモバイルバッテリーと使い捨ての乾電池を使うタイプのモバイルバッテリーの使う化学素材は大きく異なります。
実際に充電式のモバイルバッテリーは主にニッケル水素電池やリチウムイオン電池を使う一方で乾電池式のものはマンガン電池やアルカリ電池を使います。
モバイルバッテリーの化学素材以外の種類
ではモバイルバッテリーの根本原理となる化学素材以外の種類の違いはあるのか。
以下はモバイルバッテリーの化学素材以外の種類の違いを示したものです。
- 容量の違い
- ポート数
- 付属機能
容量の違い
まず、1つ目のモバイルバッテリーの化学素材以外の種類の違いとしては容量の違いがあります。
理由としてはモバイルバッテリーの容量はmAhという単位で表され、この容量の大きさの違いによって充電できる回数などが違うからです。
例えば、モバイルバッテリーのサイズの違いには主に3つの容量のサイズの違いがあります。
実際に約3000から5000mAhの容量のモバイルバッテリーはスマホを1回程度の充電が可能で小型とされ、約1万から1万5000mAhの容量のモバイルバッテリーはスマホを2、3回充電でき中型。
約2万〜3万mAhの容量のスマホを5〜10回以上の充電ができるモバイルバッテリーが大容量とされています。
よって容量の違いがモバイルバッテリーの化学素材以外の種類の違いの1つとして挙げられます。
ポート数
2つ目のモバイルバッテリーの化学素材以外の種類の違いとしてはポート数の違いがあります。
理由としてはモバイルバッテリーは機種によってポート数が異なり、同時に充電できる数が異なるからです。
例えば、一般的なモバイルバッテリーはポート数が1つで1つのスマホなどの機器のみ充電が可能です。
しかし、中には2つ、3つとポート数が多いことがありこのようなモバイルバッテリーでは複数の機種を同時に充電することもできます。
また、ポートもUSB-AやmicroUSBポートだったりとモバイルバッテリーによってポートの種類の数も様々です。
よってポート数の違いがある点がモバイルバッテリーの化学素材以外の種類の違いとして挙げられます。
付属機能
3つ目のモバイルバッテリーの化学素材以外の種類の違いとしては付属機能の違いがあります。
理由としてはモバイルバッテリーには充電以外の機能も豊富に付いていることが多いからです。
例えば、モバイルバッテリーにはワイヤレス充電機能やLEDライト機能、ソーラーパネル機能などの様々な付属機能が付いている場合があります。
もちろんシンプルに充電機能のみのものもありますが、このように様々な機能が付属し、利便性を重視したモバイルバッテリーも数多くあります。
よって付属機能の違いがある点がモバイルバッテリーの化学素材以外の種類の違いの1つとして挙げられます。
モバイルバッテリーの原理は同じだが種類は多様
結論としてはモバイルバッテリーの原理は同じだが種類自体は多様だと言えるでしょう。
理由としてはモバイルバッテリーは原理として化学反応で電気を供給していることには変わりありませんが、化学素材や機能、容量などの違いは様々だからです。
そのため、モバイルバッテリーを選ぶ際は原理は同じでも用途にあった種類のモバイルバッテリーを選択する必要があると言えるでしょう。
実際に一般的に充電の回数が多ければ多いほど良い方は容量を重視したり、ワイヤレス充電など多彩な機能を重視したい場合は機能面を重視することでしょう。
よってモバイルバッテリーは原理は同じでも種類は多彩であり、自分に合ったモバイルバッテリーを選択するのが重要だと思われます。